2015年12月19日

「柱」を選びに・・・

メイボックジャパンさんに行ってきました。
「高島のいえ」の居間の中心に建つ柱です。
柱は構造上、条件を満たした杉の「磨き丸太」の中から気に入ったものを選び、あっさりと決まったのですが
ここは珍しいものが沢山あるので、つい長居してしまいます(笑

「絞り丸太」の話。
昔は天然の絞り丸太は、突然変異で極まれにしか手に入れる事が不可能だったので
非常に高価だったそうです。
そこで「これは儲かる!」と生まれたのが人工の絞り丸太。
つまり、天然と偽って高く売られてたそうです・・(メイボックジャパンさんの話じゃないですよ!)
それが知れわたり、値が崩れて、人工の絞り丸太は安く手に入るようになりました。
天然の方も「挿し木」の技術で量産が可能になり、かなり安くなったそうです。
(でも特徴的な形のものは、高いものはいくらでもあるそうです・・・)
そして、今はなんと職人さんが上手に造った人工の絞り丸太の方が、逆に価値が出て高価なものもあるとか・・・
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(人工の絞り丸太は、写真手前の木のように樹脂を巻き付け模様を作ります。)

「欄間細工」の話も・・・
最近、加工は台湾や中国が殆どだそうです。
職人さんも現地の方なので、彫る模様もなんとなく異国情緒漂うものが多いそう・・・
見せて頂いた欄間もそんな感じがはっきりと解りました。
とはいっても、細工は細かく、お値段は数十万、中には数百万するものも!
厚い木から掘り出した「奥行感」のあるものが高価なものが多いそうです。
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案内してくださった一宮さん、楽しかったです。
ありがとうございました!

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